ドライガーデンは乾燥に強い植物を主体とした“乾きをデザインする庭”です
一見シンプルに見えますがうまく仕上がるかどうかは最初の計画に大きく左右されます
ガーデニングとして楽しみながらお庭をつくる場合も庭づくりのプロに依頼する場合でもどのような庭にしたいのかが明確でないと理想的な庭をつくることはできません
「失敗しないドライガーデンのコツ」は4回に分けドライガーデンに特化した庭づくりのコツを当店なりに解説していきます
これからドライガーデンをつくる計画がある方や将来つくりたいという方に参考としてお役立ていただけたら幸いです
コンセプトを明確にする

まずはどのような庭にしたいのかコンセプトを決めることが大事です
「モダンなロックガーデン」「西海岸風」「地中海風」「和のテイストを取入れた庭」など方向性を明確にすることで植栽や素材や構成要素の統一感が生まれます
環境を確認する
ドライガーデンづくりがうまくいかなかった例の多くは日照不足や水はけが起因しています
植物の育成に重要な日照と排水性の確認を怠るとせっかくの庭が残念な結果になってしまいます
日当たりのよい場所を選び水はけに問題がある場合は高低差の調整をして余分な水が滞留しない構造をつくることが大事です
資材を選定する
マテリアル選定はデザインを左右する大事なポイントのひとつです
砂利や石などの素材は色調と質感を揃えて一体感を生み出しましょう
ポイント
庭づくりは「最初の計画」が重要
「空間の性格」「日照と排水条件」「素材の統一感」という3点を押さえることで長く美しく維持できる庭の土台が完成します
次回「植物の選択」
乾きに強くデザイン性にも優れた植物を選ぶ際の具体的な基準と組み合わせ方


